Elvin Jones/Live at the Lighthouse

エルヴィン・ジョ-ンズ・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス
 カット盤のレコードを買った次の日に、Live at the Lighthouse,Vol.1を見つけ買ってしまい、その数日後に図書館でこの紙ジャケを発見した。こうもまとまって自分の目の前に現れると、ゲンナリするというか何というか。
 72年のライブ。時期的にはフュージョンが生まれ始めていた時期で、そんな時代でもこれだけ男気溢れるジャズが演奏されていたというのがステキ。ピアノレスカルテットでの演奏。
 もうDave LiebmanとSteve Grossmanが吹きたい放題。吹いていないと死んでしまうと言わんばかりに。Elvin Jonesはその光景を微笑ましく眺めている・・・はずもなく、Elvin Jonesも叩きたい放題なところが素晴らしいです。演奏してる人達の抑えられないエネルギーを感じ取るには、格好の盤じゃないかと。サックスを吹いてみたくなる、こんな風に。
 Fancy Freeがやっぱり一番好きかな。Sweet Mamaもかなりカッコ良い。あとVol.1に入ってるボーナストラックのFor All Those Other Timesって曲のベースラインが渋くてカッコ良い。この盤の中で暴れる3人に囲まれ、ベースの人は渋い光を確実に放ってます。ソロもとてもナイス。
 ライブ盤って拍手が入ってるから良いよな。拍手って大事。あとこのライブの日はエルヴィンの誕生日だったらしく、ハッピーバースデーをお客さんも一緒に歌ってます。とても温かい雰囲気。この雰囲気からいきなりSweetMamaみたいな熱い演奏が始まる辺りが、またなんともいい感じ。