2両目は自転車乗せて良いですよ。

Bam-be2006-12-09

 前から行ってみたかった養老公園養老天命反転地)へ行った。
 朝の7時、岐阜に到着。天気は雨。目に映るもの全てがどんよりしてたわ。朝マックならぬ朝モスはなかなか良かった。
 岐阜から大垣まで行き、近鉄に乗り換え養老へ。朝一で、しかもこんな雨の日に一人で公園に行くのもいかがなものかと思ったけど、チャンスは今しかない。だから行くしかない。
 養老もどんよりしてた。土曜日って言ったら、稼ぎ時だろうに数少ないお店は一軒も開いていない。
 養老天命反転地は営業してるかどうかも怪しかったが、何とかチケットを買って入ってみる。僕、反転地、独占。広大な敷地に、管理人おじちゃんと自分しかいないのはなかなか悪くない。おじちゃんも暇なのか、立ち話を30分位する。いろいろ教えてもらった。結構自虐的なおじちゃんでとても好感を持った。
 養老天命反転地には平坦な場所が一切ない。ただでさえ足場が悪いのに、そこに雨が降っているとなると、もうそこら辺のジェットコースターなんかに乗るよりスリルがあった。とにかくすべる。僕は一人で3回くらいダイナミックに転んだ。おじちゃんに「すべるから気をつけてよ」って言われて「ハーイ」って言った瞬間に転んだ。なんとも馬鹿なヤツである。いつの間にか学生の団体が来ていて、僕が一人で「イテッ」とか言ってる姿はしっかり見られてしまったに違いない。あらまー。
 とにかく変な場所で、何だか良くわからない。非日常的な感覚は確実にあって、それをしっかり感じろということなのかなー。それで日常世界を今までと少し違った感じで捉えられる事が出来れば・・・みたいな。目の前にあるものを何も考えることなく使ったり、受け入れたりしている日常、それを疑ってみること、探ってみること、分解してみることは忘れがちなので少しでも意識して生活していけたらなと思う。
 今回はとにかくすべるのが怖くて、余裕を持って体感することが出来なかったからまた晴れた日に行きたいな〜。
 養老公園見学を終えて大垣に戻る。大垣もなかなかどんよりしてる。とりあえず駅周辺を歩いてみたけど、特に何もない。ただ一軒、ブラジルのディープなお店があって、そこは楽しかった。食料品だったりCDだったり服だったり、何でも売ってるところだったけど、お店に入った瞬間に外国の臭いがした。店内の表示も全てポルトガル語で聞こえてくる声も多分ポルトガル語。香水のキツイ臭いが漂う中でCDを物色。安いのか高いのかよくわからない価格設定で微妙だった。クルビの2が2500円で売ってて、コレは安いなーと思ったけど。ブリちゃんのCDは4000円くらいしたりして何だかよくわからない。
 駅前に戻って、明らかに茹ですぎたいい加減なうどんを食べて、バスに乗ってスーパー銭湯へ。お風呂をこんなに気持ち良いと思ったのは久しぶり。タオルを頭の上にのっけちゃったりして完全にオッサンだった。目が悪いので、表示が良く見えず水風呂に足を突っ込んでしまったとき、ちょっとだけ飛び跳ねてしまった。地味に恥ずかしい事をしてしまう癖をどうにかしたい。
 気持ちよくなって、また駅前に戻り久しぶりの友達と会う。中2の頃からいろいろな意味で影響を受けた友達。中2時代は本当に楽しかった。服も音楽も全てが毎回新しい世界を自分に提示してくれて、「何だか開けていってるなー」と毎週思ってた。高校は別のところに行き、会う回数はめっきり減ったけど、会えば確実に笑い話が絶えなくなる。笑いのつぼがお互い中2の頃から変わってない。大事な友達だ。今回も短い時間だったけど、メチャクチャ楽しかった。
 友達と別れて最終の鈍行で京都に向かう。京都の友達の家に到着して、おやすみなさい。