Milton Nascimento/Milton

ミルトン
 ミルトンの4枚目、MILTON。ロックなミルトン。Wagner TisoをはじめとするSomImaginarioはこのアルバムで登場。
 1曲目の《レノン&マッカートニーに捧ぐ》がロックでかなりテンション高くていいな〜。尖り方が良いよ。中盤のオルガンが最高。これを1曲目に置くのは明らかに狙いがあってのことだろう。新機軸を打ち出したとでもいうか。バンドサウンドのミルトン。
 3曲目の曲の盛り上がり方も好き。ナナ・ヴァスコンセロスが思わず出しちゃってる声、ステキ。とても気持ちよく演奏してるんだろうな。完全にグルーヴの中に入ってる。
 ラストのフェリシダージはジョビンとヴィニシス作のシンプルなボサノヴァ。あのテンションで始まって、このテンションで終わる。このセンス、好き。
 ボーナストラックは4曲。4曲目が何かおかしい。サビからいきなり、ライブみたいになる。このミックスの仕方は何だろう。観客の声みたいのはない方が良さそうな気がするぞ。
 アフロ色の強いジャケット、ナイス。こーゆーシンプルながら力強いやつ、好き。このアルバムでミルトンの70年代の作品がほとんど揃った〜。Jorney to DawnとMaria Mariaを聴くのみ。