2008-11-29 リン・ディン/血液と石鹸 本 ベトナム系アメリカ人作家、リン・ディンの短編集。 訳者、柴田元幸のあとがきの中の一文が秀逸過ぎる。 「アメリカ人のやることもベトナム人のやることも等しく茶番に見えてしまう、真面目さの足りない神のような視点を、この作家は持っているのである。」 まさにそうだと思う。 「真面目さの足りない神」って、とてもステキな言葉の響き。