SIMONE/PEDACOS

The Brazilian Collection from A to Z
 SIMONE、大好き。声がしっかりしてて、存在感がある。かすれそうなキュート声も良いけど、こういうどっしりとした大地のような声も堪らなく良いな。ミルトン・ナシメントの曲との相性もとても良い。
 これはミナス色が薄くなってきてからの作品だけど、それでも2曲はミルトンの曲で、特に「Povo da raca Brasil」はとても自分に引っかかる。ほとんど男みたいなSIMONEの声と楽曲が最高に合ってる。良い意味で土臭さが抜けきってないところがミルトンの曲の魅力のひとつだと思う。
 他にイヴァン・リンスやシコ・ブアルキの曲をやってて、良い感じ。1曲目の「Comecar de novo」なんかは本当に美しい。悲と幸を同時に感じる曲。
 SIMONEの初期作品はどれも良いと思う。