至福のとき

至福のとき
 泣いてしまった。泣かされた。罠にはまったように泣かされた自分が、何だかな〜って感じだわ。
 ツッコミどころはいっぱいあって、現実的じゃないとか、こんなに世の中甘くないとか、観た人は思うかもしれないけど、やっぱりどこか惹かれる部分ってのはある。星の王子さまじゃないけど、「目に見えないもの」っていうか。まさに主人公は目に見えないものを感じ取ったわけで・・・。周りの人達は目が見えないことを利用した。主人公の周りの人達の変化ってのはある意味とてもリアルだったと思う。
 笑いどころも、ところどころあって、しっかり僕は笑ってしまった。大体、あのデブの家族は何だよと見ながらずっと思っていた。華奢な主人公との対比があまりにも明らかだった。
 ラストはここで終わるのか〜という感じ。少女はあのあと、どうなったんだろ。
 それにしても主人公のドン・ジエはとても綺麗。顔の表情がとても豊かで。紙のお札を確認してるときの笑顔が印象的だった。この映画が撮影された時点でこの人は多分20歳。ジャケットの写真はとても20歳には見えないな〜。14歳くらいでも全然いけると思うな。