ドイツ人による日本人の姫路城、その他もろもろの城への接し方についての考察

 起きたのはお昼前で、自然とブラジル映画祭に行こうじゃないかということになる。最近は何でもかんでもブラジルだ。
 19時までには、大分時間があったのでKAPITALへ。敬老の日の翌日に敬老の日のプレゼントを買う。先日、靴下をもらってうれしかったので、暖かそうな靴下をあげることにした。可愛い感じにデニムの袋に入れてくれた。恥ずかしながら敬老の日に何かをするのは今回が初めてだと思う。何故、急にこういう思いになったのかは定かではないが、いろいろ年齢だったり時期的なことだったりするのかもしれない。自分が生まれる前になくなってしまったじいちゃんのことをもっと知りたいと、最近なんとなく思う。母さんは、僕から何となくそのオーラを感じ取ったのかどうだか知らないが、さらりと「のんのんじぃ(じいちゃんの事、よくわからないがとにかくこう呼んでいる)の写真だよ」といって写真を見せてくれた。えらく男前だった。
 映画館の前でトイレに行った友達を待っている間、「今何時ですか」と優しそうな外国人に話しかけられて、そのまま映画が終わったあとご飯を食べる事になった。ちなみに見た映画は「マダム・サタン」とやたら前衛的なショートフィルム。
 映画を見終わって、ご飯が食べられそうなところへ適当に入る。前日カレーにもかかわらず、もちろんカレー。そろそろ本格的にはまってきたか。優しそうな彼の名前はとりあえずチャールズにしておく。話してるうちにチャールズはドイツ出身で、ロンドンに留学していて最近卒業して、そこではオーケストレーションの勉強をしていた・・・などなど、とりあえず何か凄い人だという事がわかった。結構一気に話す人で尚且つビールを飲んでいたので、最早何を言ってるかわからんという場面が、中盤とくにあった。もう「姫路城」しか聞き取れないみたいな。何回も言い方変えて話してくれたのに、わからない。こういうときは素直に「ごめんなさい」が一番だ。そして「サッカー好き?」ってとりあえず聞いてみれば何とかなる。とても楽しい時間を過ごしたんだけど、チャールズにはちと申し訳なかった。ロンドンに行ったときは連絡してみよう。行く機会があるのか定かでないけど。
 帰宅して、合宿のための資料作成を友達そっちのけで朝の5時までやった。ギリギリにならないとやらない性質をどうにかしたいけど、どうにもならないだろう。