Christopher Dunn (原著), 国安 真奈 (翻訳)/トロピカーリア―ブラジル音楽を変革した文化ムーヴメント

　音楽などアートの力を感じる今日この頃。ブラジルのトロピカーリアムーブメントについて記した本。「サイケデリックな音楽」っていう知識しかなかった僕には正直ちょっと難しい。裏を返せばそのくらい深い文化運動だったと言える。
　カエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジルを中心に話は展開される。ものすごく知的な事をサイケデリックな演奏にのせて歌ってるんだな〜と思った。文化や芸術や哲学についての造詣が超深い。様々なものに言及してる。
　この本を読んでとても気になったのはTomZe。今、一番トロピカーリアな人。３０年前も今も変わらずトロピカーリアしてるみたい。カッコ良いじーちゃんだ。写真が載ってるんだけど、かなりインパクトある。
　正直内容はよくわかってないけど、興味を持つことは出来た。とりあえずジルベルト・ジルやガル・コスタのアルバムから聴いてみよう。