読み終わったもの

長距離走者の孤独ジャンキーいとしい
 アラン・シリトーの「漁船の絵」の最後の文。「おれたちは二人とも、愛のために何もしなかった。だから、いけなかったんです。」う〜ん。重い、深い、淡い。
 バロウズのジャンキーは裸のランチに比べてメチャクチャ読みやすいし、描写も細かくて、文も乾いていて、とても面白かった。
 川上弘美の作品はとても不思議な感覚を持った作品で、確かな存在感を持ちつつも、色素が薄い感じに強く惹かれた。