ジャン・コクトー/恐るべき子供たち

恐るべき子供たち
 なんか神話的雰囲気を持った作品。詩人の書いた小説はどこか詩っぽいのは当たり前か。
 子供(赤ちゃん)はある意味、怪物です。いろいろやらかすし。「大人になる」という事は時に悲しい事のように扱われたりして。一度大人になってしまったら、子供っぽくはなれても、怪物性を持った子供にはもう戻れない。特別な時期の特別な世界を(極端に)描いているような。
 ジャン・コクトーはとにかく多才な人みたいです。「多才」って響きが良いね〜。