乱れる

乱れる
 学校の大きいテレビで映画鑑賞会。
 「良い映画を見た」というのが率直な感想。加山雄三高峰秀子に電話をかける同じようなシークエンスが2回ある。このシーンが印象的で、映画の中で重要な気がした。2人の感情のスイッチのような役割をしているような。それにしてもラストが衝撃。それまでは何となく話が読めたけど、最後は驚いた。若かりし頃の加山雄三はハンサムだな〜。
 面白かったのは「間」。見ている人達が笑うための間がある。観客の笑いが想定されている。映画の中で「スーパーなんてスーとやってきてパーと行っちゃうんだと思ってたけど」みたいな台詞があった。この台詞のあとに間がある。この間は見ている観客が笑うための間だ。観客が笑うと画面の中の人が話し出すくらいの間。合宿の時、先生が「映画は映画館で大勢の人と見るべきだ」と言っていた理由が少しわかった気がする。今回は2人で見ていたので何となくこの間は間が悪かった。大勢で見ていればきっとうまい事いくのだと思う。
 素晴らしい映画でした。次は浮雲で。