マルグリット・デュラス/モデラート・カンタービレ

モデラート・カンタービレ
 のだめカンタービレじゃないです。モデラート・カンタービレ
 とても独特な雰囲気を持った作品。ちぐはぐな会話、妙な息子、港の夕暮れ・・・全てが絡み合って、読み進めていくと何かが沸きあがってくる。不思議な小説。
 全体に虚しさが漂っている感じ。読んでるとき、何となくJohn Convertinoの音楽が浮かんできた。何となく今の気分にぴったり。John Convertinoは秋に聴きたい音楽。そろそろ秋がやってくる。夏はどうも好きになれない。夏にはなんとなく疎外感を感じる。何でだろう。とりあえず昔から体育のプールの授業がある日は、朝からお腹が痛くなった。プールの日はどうにかして学校を休みたいと思ったけど、結局一回も休んだことは無かった。