マーシャル・ロー 

マーシャル・ロー
 厳戒令の意味らしいです、マーシャル・ローって。アラブ系によるものだと思われるテロが起きて、それにFBI、CIA、軍が絡み合って・・・というお話。
 いろいろ盛り込みすぎて話が見えづらかったりする部分もあるけど、実際見えづらい問題を題材に選んでいるから仕方ないのだと思う。「アメリカの為」が実はアメリカの為ではないことは多々あるわけで、こういうことを考えるとアメリカ人とは誰なのかなんて考えたりしてしまう。例えばアラブ系アメリカ人のFBI捜査官フランクの立場はとても辛いものだ。厳戒令によりアラブ系が片っ端から逮捕される中で、息子も逮捕されてしまう。アメリカの為になされたことは、アメリカ人の彼にとってあまりに納得できないこと。
 日本人であることを意識することとアメリカ人であることを意識することの間には何か根本的な違いがあるような気がする。ルーツを意識することになるというか・・・。こーゆーとこに興味がある・・・。