THE BROWN BUNNY

ブラウン・バニー
 ギャロの映画。賛否両論を巻き起こしたとか何とか。クロエ・セヴィニー女優魂なのか・・・。
 確かに自分のやりたいように、自分中心に、主観的に撮ってるかもしれない。オナニー映画かもしれない。でも見ちゃう。見るに耐えうるオナニーってかなりすごいじゃんと、僕は思います。なんかあまりにもリアルなのかもしれない。曝け出し過ぎるところがあるのかもしれないと思った。
 「また横顔だよ」、「また車で走ってるよ」って感じで見ちゃうと、いつの間にか眠りの国へ行ってしまいそう。でも一回入り込んじゃうと、何かに触れちゃうと抜け出せずに最後まで見てしまう感じ。
 雨の中を車で走りながら、バックでGordon Lightfootという人のBEAUTIFULが流れるシーンがとても好き。曲調と歌詩と雨とワイパー。全部が組み合わさってギャロの内面が表現されてる気がする。
 そこまでぶっ飛んでるわけでもないと思う。