Kes

 淡々と描いている感じがとても良い。日常をリアルに感じることができる。撮り方がまっすぐだと思った。
 みんなの前でケスの話をするビリーは輝いてた。誰でも輝くことができる。
 最後はとても辛い。母親の態度とか。自分にとって大切なものは、人にとって何の価値もないものだったりする。自分にとっては何でもないものが、その人にとっては生きるエネルギーになってたりする。こーゆー事実を常に意識するのは難しいけど、絶対的に大事なことだと思う。人の痛みを理解できる人間になりたいなぁ〜。確たる自分の視点はとても大切だし必要だけど、同時に別の視点を受け入れるスペースを用意しておくことも大事だなと。
 もう一回見たい映画です。国語の先生がステキだった。