なんかの縁

 恵比寿へとりあえず話を聞きに行ってみる。大して面白くないのですぐに退散。
 時間に余裕があるので写真美術館に行ってみる。『横須賀功光の写真魔術「光と鬼」』。700円。ちょっと高い。展示の仕方が素敵で良かった。ホント一瞬を切り取ってると思った。とても緊張感がある。美しいと思って写真を撮っているのではなくて、美しいをそのまま撮っている感じ。心に感じる瞬間とシャッターを切る瞬間が一致してるのだろう。女性のヌード写真が綺麗だった。人間の体は本来とても美しいもの。曲線美。写真を見て、「僕は人間が体育座りみたいにして体を小さく丸めてる姿が好きだ」というどうでもいいことが判明した。
 目黒で飲みの予定があったので、写真美術館を後にして目黒へ向かって歩く。ちょっと迷う。そんな時、男の人に「目黒ってどうやって行けばいいですかね〜」って声をかけられる。「僕も行きたいんですけど・・・」と言ってみた。あっちだ、こっちだと検討して一緒に行くことになった。とても感じのいい人で、日本に住むイギリス人とシンガポール人の夫妻の話をしてたらあっという間に目黒に着いた。目黒で別れた瞬間に「もうちょっと話したかったな〜」ってかなり後悔。こんな風に思う状況ってのは割とあると思う。
 HMVと本屋で時間つぶして、8時半から飲み。一応、ゼミの忘年会という位置づけ。ゼミの人たちとの関係っていうのはとても特殊な感じがする。とても微妙なバランスを保ち続けていると思う。料理は美味しかったし、いろいろ話してかなり楽しかった。それにしても「はなっこりー」って野菜が存在するんですね。