ジャン・コクトー展

Bam-be2005-07-28

 日本橋三越にて。スゲ〜混んでるし、スゲ〜おばちゃんでいっぱいだった(笑)。
 詩でも映画でも絵でも何でも出来ちゃう人。芸術そのものみたいな。多くの自画像があったけど、どれも何かを考えているような、目はなんだかすごく先を見ているようなそんな印象を受けた。
 黒い画用紙に描かれた絵はどれも魅力的だった。自分は「黒」に惹きつけられる。そこから滲みでてくるものがあるような気がする。色の力。
 「恋人たち」というタイトルの絵がいくつかあったけどそれもよかった。ある程度シンプルに描かれた絵を自分は好むのかも。それと色使い。コクトーは色の組み合わせ方がスゴイと思った。かなりの色を使っていてもまとまりがある。さりげない紫とか良い。
 「一角獣」シリーズってのがあって、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を思い出す。ただ「一角獣」ってだけ。単純。
 堀口大學に感謝としてあげた本に描いた一筆書きの絵の数々はとても優しい感じ。サラッと描いた感じでなんだかフランスっぽくて。素敵すぎるプレゼント。
 それにしても多才な人。びつくりだ、ホントに。カッコ良過ぎる。
 チケット売り場の人があの万博の受付嬢(アクトロイド?)みたいだった。顔がとかじゃなくて、マニュアル的な言葉使いとかが。