和田誠のグラフィックデザイン

Bam-be2005-05-30

 ギンザ・グラフィック・ギャラリーでやってました。和田誠さんのこれまでに手がけたデザイン(週刊文春の表紙とかポスターとかいろいろ)が展示されてました。最終日ということもあってちょっぴり混んでいました。
 この人の絵はなんだかとても温かい。シンプルな線で描かれた人間は様々な表情を見せるけれども、そのどれもが温かい。安心させてくれるというか。和田さんの描く、笑ってる人(「ありふれた生活」の挿絵とかにでてくる感じ)とか本当に平和だと思う。大好きです。そして主張しすぎないデザイン。とても自然体。「自然体」とかあるのかわからないけど。溶け込んでる感じ。アト良い意味で脱力系なのもステキ。全部がそうであるわけではないけど。
 自分はありふれた生活の挿絵のような画風しか知らなかったので、いろんな画風があることに驚いた。レコードのジャケットを手がけたりしていたことも驚き。日野皓正のジャケがなんだかステキだった。
 絵は描いた人の人柄がでるのかな〜?もしそうだとしたら和田誠は超ステキな人に違いないだろうと思った。
 絵の上手な父、料理上手な明るい母、歌のうまい息子。良い家庭だな〜。